中国茶の分類のハナシ(2) 

お試しっ茶

中国で生産されているお茶を、“製法”の違いに注目してザックリ6つのグループに分けてみたのが“6大基本茶類“、と(1)でお話しいたしました。加えてもうひとつ、この分類方法の概念として、是非、押えていただきたい側面があります。それは、そのお茶の“品質”からのアプローチ。

例えば「緑茶」の工程は《殺青⇒揉捻⇒乾燥》となっています。日本産と中国産の緑茶では、品種や各工程における具体的手法が異なるので、特徴が違ってはくるものの、おおよそは乾燥茶葉もお茶水の色もほぼ黄緑色を主体とした色を持ち、清々しい香りと旨みのあるスッキリした味わいのお茶に仕上がるはずです。

すなわち、「緑茶」とは《殺青⇒揉捻⇒乾燥》という“製法”で作られ、その結果としてのお茶の“品質”が、上述したような一定範囲内にあるという、“2つの条件”を満たしている茶類…という事です。

そして更にもうひとつ、この分類法がとても優れた考え方である事は確かながら、世の中に存在するお茶というお茶がひとつ残らず、この6つのカテゴリーのいずれかにスパッと収まるとは限らないという点への理解が大切です。

なぜならば、お茶たちはこの分類法が生まれるず~っとず~っと以前から存在していて、変化を繰り返しながら数千年の歴史を経て現在に至り、あまりにも千差万別多種多様であって、いくつかの分類を足して割ったようなボーダーライン上のものがあってしかるべきだからです。

お茶はいずれかの分類に収まるはず…という先入観が強すぎると、そのお茶本来の姿を見失ってしまう可能性があります。“6大基本茶類”は、それがどんなお茶なのかを考える際のひとつの拠り所、手がかりを与えてくれる大変有効で優秀なヒントと捉えていただくと良いのではないかと思います。

中国茶, 中国茶ばなし

中国茶の分類のハナシ(1)

130207中国茶バナシNO.2添付画像

お料理を考えてみましょう。例えば“お米料理”。炊き込みご飯、チャーハン、お粥、パエリヤ、リゾット、ドリア・・・などなど、“お米”という同じ材料から、調理方法の違いによって、バリエーション豊かなお料理ができます。

中国茶の世界もこれに良く似ています。材料は茶樹の葉である「茶葉」。これをどう調理して、どのように仕上げるかによって「緑茶」になったり、「紅茶」や「烏龍茶」になるというワケです。

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