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Column

2018.01.06Column【24節気な歳時記】小寒

小寒 2018年は1月5日 24節気の23節目

 

小暑、大暑、処暑と同様、寒暖で季節の変化を示す節気のひとつ。

 

この小寒から次の節気である大寒まで、広い国土の北から南まで、
中国は1年で最も寒い時期に入りますが、気象資料によれば、
実際には、大寒の日よりも小寒の日の方が気温の低い日が多いようです。

 

南京では特にこの節気を大切にする習わしがありましたが、
時代と共に淡泊になりつつあるとはいえ、「菜飯」を煮て
いただくという風習が今でも生活の中に残っているようです。

 

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■中医的お料理

最も寒い季節は最も風邪にかかりやすい時期でもあります。お料理に
体を温めてくれる素材を取り入れることで体温を上げ、寒さに対する
抵抗力を保持しましょう。

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紅[火悶]羊肉

主材料:羊肉、ニンニク、辣醤、唐辛子、生姜、醤油、砂糖、塩、八角、花椒、桂皮、クコ、ニンジン

 

羊肉から塩までの材料を炒め火が通ったら、八角からクコまでの材料と水を入れて1時間ほど煮た後、ニンジンを入れて柔らかくなったら出来上がり。

 

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羊肉のタンパク質アミノ酸のバランスが良く、代謝を助けるビタミンB群や
貧血を防ぐ鉄分も豊富。これに体を温める作用のある香辛料をタップリ加えれば、
寒さなんか吹き飛ばしてしまえそうです。

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■この季節に飲むお茶

イチオシは「岩茶」でしょうか。福建省の北部、世界遺産武夷山を産地とする烏龍茶。
烏龍茶的製茶法の始祖を自負し、産地の限定、茶園の整備から製法の特定まで
厳しく管理され、”本物”の「岩茶」であれば、平均して高い品質に定評のあるお茶です。
産地が狭い範囲に限られ、生産量も多くはないにも関わらず、たくさんの銘柄が存在し、
それぞれに個性を競っています。

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平均的な価格が高いことでも一目置かれるお茶で、銘柄の付いているものを、普段飲みに・・・するのは少々勇気がいります。そこでおススメなのが数銘柄をブレンドした「武夷岩茶」。だからこその芳醇さとお手頃価格がウリです。ともかく1杯、お腹に入るだけで胃の辺りが優しくボワ~ンと温かくなってきて、暖房の効いたお部屋ですとうっすらと汗が出てくる人も。

 

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24節気とは天球上の太陽の動線を24等分してそれぞれに名前を付けたもので、
同じ季節に同じ節気が廻ってくることになります。
古代中国において、100%お天気頼みだった農耕作業の目安にするべく考案され、
段階的に整備を繰り返しながら今に至っています。
しかしあの広い中国、北と南、東と西では気候が同じはずもなく、
日本とも一緒に語るのは難しいところですが、そこはフレキシブルに解釈して、
その季節感を楽しめればと。

 


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