中国・台湾・日本のハイクオリティなお茶|表参道ショップ遊茶[youcha]

Online Shop

Column

2020.06.12Column【現地情報】政和白毫銀針

止まることを知らないかのような白茶ブーム。
作っても作っても需要に追い付かないと言っても過言ではないかと。

 

茶摘みの風景を見る限り、いつもの通りに手摘みで行われ
あくせくしているようには見られませんけど。

 

 

ここは福建省の白茶主産地のひとつ政和県にある茶園。
政和大白茶種という品種は小喬木型に属すだけあって結構背高です。

 

新芽をひたすら放置して、最後に乾燥させて仕上げるこのお茶。
もともと産毛が多い品種である上に、余計な手出しをしないもんで
最後の最後まで、産毛がタップリ残っているのが特徴。

 

 

入荷した白毫銀針。パックを開けた途端に瑞々しい香りが溢れ出る
出色の出来になりました。

 


2020.06.10Column【現地情報】太平猴魁 その2

大振りの茶葉が育つ茶樹は緑茶品種にしてはやはり大振り。
体が埋まるくらいの背丈があります。

 

 

摘み取った茶葉を携え赤い屋根の工場に向かうお茶摘み娘さんたち。
見えますか?画像の左下にほおかむりした3人の頭があります。

 

 

入荷した太平猴魁はさっぱりとしてあっさりした香味の中に
このお茶ならではのフレッシュな野菜感と微かな炭火の香りを秘めています。

 

 

作り手さんが、たぶんジョークで送ってくださった画像。
特に解説はいたしません…ね。


2020.06.08Column【現地情報】君山銀針 その2

黄茶類独特のまろやかで優しい風味を生み出すのが「悶黄」という工程。
簡単に表現すれば、茶葉を敢えて”ムレ”る状態に置いておくこと。

 

 

摘み取り後、生葉に加熱して酵素の活性を抑え込んだ後、
こんなふうに、少しづつ分けて丁寧に紙に包みます。
そしてその後、この工場ではそれらの包を木製の箱に詰め込み
一定時間が経過したら、軽く焙って、また包む、詰め込むを繰り返します。

 

 

どれくらい繰り返すのかは、茶葉の状態やお天気の状況、各工場の伝統や
目的とするレベルによって大きく異なりますが、長い場合は3日間も費やすとか。

 

 

そんな地味な作業を根気よく繰り返すことで生まれる香味が
大変特別で既に円熟味を醸していて不思議はありません。


2020.06.04Column【現地情報】君山銀針 その1

6大基本茶類の中で、おそらく、他茶類を大きく引き離して
生産量極少の茶類である黄茶の王様…のイメージでしょうか。

 

産地の湖南省岳陽県君山。中国で2番目に大きい淡水湖洞庭湖に浮かぶ小島
には違いないのですが、現在、乾季には陸と繋がっているようです。

 

 

島の9割は森林で自然の防風林となり、巨大な湖が近くにあるお陰で
年間を通じて湿度80%、雲霧も発生しやすい等々
やはり良いお茶となるための基本の基が揃っています。

 

 

摘み取った茶葉はまず放置。そして君山銀針を名乗るに適さない
虫食い、変色、痩躯などの茶葉は、さっさと取り除かれます。

 

王様の王様たる由縁のひとつ…ですね。


2020.06.01Column【現地情報】太平猴魁 その1

正直、今年このお茶の現地情報をお伝えできることを
私たちが一番驚いているかもしれません。

 

 

そう、あの大きくてペタンコの外観があまりにも特徴的な中国緑茶。
安徽省黄山市黄山区新明の猴坑、猴崗、顔家を主産地としています。

 

 

茶園のある海抜100m~300mは、それほどの高度ではないのですが
霧や雲が発生しやすく1年を通じて温暖な気候は、良いお茶になる出発点。

 

 

そして大きくて厚みのある茶葉は品種由来の生まれつき。
恵まれた自然環境と優れたDNAが共同で作り上げたお茶…なんてね。


PAGE TOP