中国・台湾・日本のハイクオリティなお茶|表参道ショップ遊茶[youcha]

Online Shop

Column

2018.06.22Column【24節気な歳時記】 夏至

夏至 2018年は6月21日 24節気の10節目

 

北半球において一年で最も北よりの東から太陽が昇り、最も高い地点を通って
最も北よりの西に沈む日。
すなわち、1年で1番お昼の時間が長い1日であり、
東京や杭州では14時間、北京付近では15時間、黒竜江省の漠河では17時間も
日が沈みません。

 

 

夏至は冬至、春分、秋分と共に、最も古くから認識されていた節気のひとつ。
1年の内、影が1番短い日を夏至とし、1番長い冬至との中間に、それぞれ
春分と秋分を置きました。周代には疫病と飢饉が無くなるようにとの神事が
行われていた記録があり、今でも中国では各地で様々な風習があるようです。

 

北京周辺や山東省の一部では古くから、”冬至餃子夏至麺”といい、夏至の頃には
冷たい麺とキュウリ、ニンジン、ネギなどの千切り野菜とたれを混ぜ合わせて
いただく「涼麺」を食べる慣習があり、今では全国に広がっているようです。

 

 

また、この季節には”苦い”ものを多く摂取すると好いとされます。苦みの
成分が体内にこもった湿気を除き、熱を逃がして食欲増進に繋がるとか。
ただし苦み成分は胃腸への刺激も小さくないため、消化器系の弱い方は
食べ過ぎないように注意をすることが大切です。

 

******************************************************************

この季節に飲むお茶

 

「清香黄金桂」はいかがでしょうか?
これからの暑い時期、「涼麺」や”苦い”ものを食べて体内を涼しくし、
食欲を維持するのは多いに結構なことですが、特に女性にとっては
冷房による”冷え”の方が気になる方もいらっしゃるはず。

 

かといって体がホコホコになるお茶を飲むほどでもないこの季節には、
性質は”温”でしかも爽快感溢れるノド越しの「黄金桂」がおススメ。

 

 

福建省南部安渓県を故郷とする烏龍茶で「鉄観音」と同郷です。
ここではこの2種以外にも「本山」や「毛蟹」、「梅占」など、いくつかの
異なる品種が存在しますが、長きに渡って「鉄観音」の独り勝ち状態が
続いてきた中、いち早く抜け出したのが、この「黄金桂」です。

 

これは「黄金桂」が「鉄観音」に勝るとも劣らない特色と品質の高さを
有するということであり、”天にも至るほどの香りの高さ”という意味の
別称「透天香」が付けられたことがその証拠と言えるでしょう。

 

「清香黄金桂」のお求めは
●表参道ショップ
オンラインショップ

 

******************************************************************

24節気とは天球上の太陽の動線を24等分してそれぞれに名前を付けたもので、
同じ季節に同じ節気が廻ってくることになります。
古代中国において、100%お天気頼みだった農耕作業の目安にするべく考案され、
段階的に整備を繰り返しながら今に至っています。
しかしあの広い中国、北と南、東と西では気候が同じはずもなく、
日本とも一緒に語るのは難しいところですが、そこはフレキシブルに解釈して、
その季節感を楽しめればと。

 

 

 


PAGE TOP