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Column

2018.02.06Column【24節気な歳時記】立春

立春 2018年は2月4日 24節気の1節目

 

24節気で一番目とされる節気。春秋時代からあったとされ、
その当時、節気はこの立春に加え立夏、立秋、立冬、春分、
秋分、夏至、冬至の8つだったとか。

 

立春の「立」は始まるという意味で、中国ではこの日から
季節は春となり、打春、咬春、報春とも称されます。

 

各地で様々な行事がありますが、辛い大根を生かじりし。
その辛さに耐えて精神を強靭にすれば願いが叶う…
という風習は元々北部が中心でしたが、形を変えながら、
全国的に広がっているようです。

 

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■中医的お料理
万物が新たな生命を得るこの時期、身体も冬眠状態から目覚め、
新陳代謝が活発化していきます。が、暖かい日と寒い日が交互に
入り混じって安定しない春のお天気と同様、身体も少々不安定。
そんな時は辛みと甘みのある食品を摂取して、酸味苦味の
強いものは避けるのが良いとされます。

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蘿蔔羊肉湯

主材料:羊肉、大根、棗、生姜、葱、香菜、塩、コショウ

 

羊肉を1,2時間煮た後、棗、生姜を加えて更に煮込み、塩と胡椒で調味して仕上げる。器に盛った後、好みで香菜、葱を添える。

 

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羊肉は他の肉類と比べ、アミノ酸のバランスに優れ、身体の代謝を
助けるビタミンB群や女性には嬉しい鉄分が豊富です。また、葉を
除いた大根は水分が9割と多く、カサに対するカロリーが低いので、
これもまた女性には身近なダイエット食材として良いかもしれません。

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■この季節に飲むお茶
有機高山台湾茶から茶聖殿の「蜜香烏龍茶」と「凍頂烏龍茶」はいかがしょうか?
いずれも丁寧な焙煎が施され、単純な焙じ香りではなく「蜜香」は
フルーティーな、「凍頂」はスイーツのような甘い香りが一緒に立ち上がります。
街に蔓延る冷たい空気は、まだまだ冬真っ只中のようでありながら、
その奥底に春の息吹をふとした瞬間に見出すこの季節、青過ぎず焙じ過ぎず
豊かな香りと芳醇な味わいのこのお茶たちがおススメです。

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この有機茶が誕生するまでには、様々なドラマがありましたが、何といっても創業者である劉氏と黄氏の強い意志と大きな夢がなければ実現しませんでした。有機認証は取得までが大変なのは言わずもがな、毎年厳しい検査があり継続にも同じくらいの努力が必要です。そんな想いと高い製茶技術によって生み出された茶聖殿の有機高山茶。是非一度、お試しいただきたい逸品です。

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≪「有機高山台湾茶」のお求めは≫

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24節気とは天球上の太陽の動線を24等分してそれぞれに名前を付けたもので、
同じ季節に同じ節気が廻ってくることになります。
古代中国において、100%お天気頼みだった農耕作業の目安にするべく考案され、
段階的に整備を繰り返しながら今に至っています。
しかしあの広い中国、北と南、東と西では気候が同じはずもなく、
日本とも一緒に語るのは難しいところですが、そこはフレキシブルに解釈して、
その季節感を楽しめればと。


2018.01.22Column【24節気な歳時記】大寒

大寒 2018年は1月20日 24節気の24節目

 

立春を最初の節気として最後、24番目の節気。
小寒と同様、寒暖で季節の変化を示す節気のひとつ。

 

小寒から引き続き最も寒い時期ではありますが、
南部では徐々に雨量が増し、遠くに春の訪れを感じさせる日が
ちらほらと出てくる頃。

 

そして何よりも人々の心を騒がせるのは間近に迫った春節。
新年を迎える為の飾りや料理などの準備を始めます。

 

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■中医的お料理

一部の動物たちがまだ冬眠中のこの季節、人の体も自然に代謝が落ちているので
睡眠をシッカリ取り、身体に過度の負担をかけるを避けると同時に精神的にも
あまり焦ったり怒ったりせず、来たるべき春に備えて一層の養生をするべき
時期となります。

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糖酢鬍蘿蔔絲

主材料:ニンジン、生姜、砂糖、酢、塩、醤油、植物油

 

生姜とニンジンは千切りにしておく。熱した油にまず、生姜を入れ香を立たせた後、ニンジンを入れて2分。酢、醤油を入れてしんなりしてきたら塩、最後に砂糖を加えてサッと炒めたら出来上がり。

 

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ニンジンの栄養成分といえばなんといってもβカロチン。風邪の予防や乾燥肌、
冷え症改善機能があるとのことですので、この季節にピッタリ。βカロチンは
皮の直ぐ下に多く含まれているの、できれば皮ごといただくのが望ましく、
また、油と一緒に調理することで摂取の効率が上がります。

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■この季節に飲むお茶

福建省安渓の「鉄観音」はいかがでしょうか?ジャスミン茶を常飲茶とする
中国北部で、烏龍茶の存在が知られ、一般に飲まれ始めたは1990年代くらいから。
その先陣を切ったのが「鉄観音」。日本でもジャスミン茶、プ―アール茶に
並んで比較的早くから名前の知られた中国茶のひとつでした。

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「鉄観音」は茶葉の色が鮮やかな緑色をしたものから濃い茶色をしたものでまで実に多種多彩。その中で、この時期に飲むならオススメは安渓祥華鉄観音。やや強めの焙煎ながら火の香りと花香が共存するシャープで芳醇な口当たり。緑っぽい「鉄観音」より確かに体を温めてくれながら、口中に春を思わせてくれるような・・・気がしないでもないお茶です。

 

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24節気とは天球上の太陽の動線を24等分してそれぞれに名前を付けたもので、
同じ季節に同じ節気が廻ってくることになります。
古代中国において、100%お天気頼みだった農耕作業の目安にするべく考案され、
段階的に整備を繰り返しながら今に至っています。
しかしあの広い中国、北と南、東と西では気候が同じはずもなく、
日本とも一緒に語るのは難しいところですが、そこはフレキシブルに解釈して、
その季節感を楽しめればと。

 


2018.01.06Column【24節気な歳時記】小寒

小寒 2018年は1月5日 24節気の23節目

 

小暑、大暑、処暑と同様、寒暖で季節の変化を示す節気のひとつ。

 

この小寒から次の節気である大寒まで、広い国土の北から南まで、
中国は1年で最も寒い時期に入りますが、気象資料によれば、
実際には、大寒の日よりも小寒の日の方が気温の低い日が多いようです。

 

南京では特にこの節気を大切にする習わしがありましたが、
時代と共に淡泊になりつつあるとはいえ、「菜飯」を煮て
いただくという風習が今でも生活の中に残っているようです。

 

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■中医的お料理

最も寒い季節は最も風邪にかかりやすい時期でもあります。お料理に
体を温めてくれる素材を取り入れることで体温を上げ、寒さに対する
抵抗力を保持しましょう。

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紅[火悶]羊肉

主材料:羊肉、ニンニク、辣醤、唐辛子、生姜、醤油、砂糖、塩、八角、花椒、桂皮、クコ、ニンジン

 

羊肉から塩までの材料を炒め火が通ったら、八角からクコまでの材料と水を入れて1時間ほど煮た後、ニンジンを入れて柔らかくなったら出来上がり。

 

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羊肉のタンパク質アミノ酸のバランスが良く、代謝を助けるビタミンB群や
貧血を防ぐ鉄分も豊富。これに体を温める作用のある香辛料をタップリ加えれば、
寒さなんか吹き飛ばしてしまえそうです。

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■この季節に飲むお茶

イチオシは「岩茶」でしょうか。福建省の北部、世界遺産武夷山を産地とする烏龍茶。
烏龍茶的製茶法の始祖を自負し、産地の限定、茶園の整備から製法の特定まで
厳しく管理され、”本物”の「岩茶」であれば、平均して高い品質に定評のあるお茶です。
産地が狭い範囲に限られ、生産量も多くはないにも関わらず、たくさんの銘柄が存在し、
それぞれに個性を競っています。

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平均的な価格が高いことでも一目置かれるお茶で、銘柄の付いているものを、普段飲みに・・・するのは少々勇気がいります。そこでおススメなのが数銘柄をブレンドした「武夷岩茶」。だからこその芳醇さとお手頃価格がウリです。ともかく1杯、お腹に入るだけで胃の辺りが優しくボワ~ンと温かくなってきて、暖房の効いたお部屋ですとうっすらと汗が出てくる人も。

 

≪「武夷岩茶」のお求めは≫

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24節気とは天球上の太陽の動線を24等分してそれぞれに名前を付けたもので、
同じ季節に同じ節気が廻ってくることになります。
古代中国において、100%お天気頼みだった農耕作業の目安にするべく考案され、
段階的に整備を繰り返しながら今に至っています。
しかしあの広い中国、北と南、東と西では気候が同じはずもなく、
日本とも一緒に語るのは難しいところですが、そこはフレキシブルに解釈して、
その季節感を楽しめればと。

 


2017.12.22Column【24節気な歳時記】冬至

冬至 2017年は12月22日 24節気の22節目

 

冬至が24節気のひとつと知らない人でも、北半球において、1年で最もお昼間が短く
夜が長い日としてご存知のはずで、中国では今から2500年ほど前の春秋時代、
すでにその現象が認識されていたそうです。

 

翌日から日が長くなる、すなわち太陽が甦る日として、世界各地で様々な伝統的行事が
行われてきました。中国でも北方では餃子、南方では紅豆糯米飯(いわばお赤飯)などを
行事食として家族で食べ、明日からの幸運、無病息災を祈念する日として、
今も大切にされいます。

 

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■中医的お料理
寒さはこれからが本番ですが、太陽が甦る日を新らしい年、新たなる生命の始まりと捉え、
来たるべき春に向けて徐々にパワーを上げていく調整期間として考えます。

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炒双菇

〇主材料:戻し干シイタケとその他のキノコ
以上を炒めて醤油、砂糖、酒、生姜、ゴマ油などで調味

キノコ類に豊富に含まれる食物繊維は血中コレステロール値を抑えたり、
免疫力を向上させたりといいことづくめ。来たるべき春にパワー全開となるべく
身体の基礎を整えるのに有効に働きそうです。

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■この季節に飲むお茶
免疫細胞の多くを占めるのが白血球とのことで、従って免疫力を高めるには
この白血球の働きを活性化させると効果的なんだとか。ポリフェノールには
その活性化を促す機能があり、お茶に含まれるカテキンもポリフェノールの
1種であることはご存知の通り。また、体温を1度上げると免疫力が5~6倍も
アップするとされますから、体を温める性質のお茶を飲むとまさに一石二鳥!
そこでおススメするのが「プーアール散茶」です。

 

微生物発酵を経た「プーアール散茶」は赤ワインを
更に深くした色合い。花や果実のような華やかな香りは
ありませんが、ホッと心を落ち着かせてくれるような
香があります。茶水を飲み、そう時間が経たないうちに、
胃袋の辺りがホンワカと温かくなってやがて体全体に
ジワッと広がっていくのが分かります。

 

≪「プーアール散茶」をお求めいただくには≫

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オンラインショップはこちら

 

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24節気とは天球上の太陽の動線を24等分してそれぞれに名前を付けたもので、
同じ季節に同じ節気が廻ってくることになります。
古代中国において、100%お天気頼みだった農耕作業の目安にするべく考案され、
段階的に整備を繰り返しながら今に至っています。
しかしあの広い中国、北と南、東と西では気候が同じはずもなく、
日本とも一緒に語るのは難しいところですが、そこはフレキシブルに解釈して、
その季節感を楽しめればと。


2017.12.07Column【遊茶ラボ】中国&台湾の紅茶にミルクを入れてみた

本格的に寒さが増していく頃、紅茶を飲むとシミジミ身体が温まるような。
しかも風邪予防に効果があるときたら、飲まないわけにはいきません。

 

遊茶で販売しております紅茶たち、いつもは当然…とばかりに
ストレートでいただいているのですが、ミルクティーにしてみたら…と、
代表選手3種を選び、思い切ってやってみました。

 

■代表選手3種は:

 

●特級テン紅/中国雲南省   
 雲南大葉種の芽をタップリ使用 
 ●特級祁紅/中国安徽省    
 世界3大香高紅茶の1つ   
 ●蜜香紅茶/台湾南投県     
 ウンカに襲われた葉で製茶  
   

 

 

■淹れ方:

 

1.95℃のお湯300㏄に茶葉5gで10分抽出
2.1に冷たい牛乳30㏄を加える

 

〇同じ5gでこのカサの違い

  特級テン紅    特級祁紅     蜜香紅茶

 

〇5分経過したところ


  特級テン紅    特級祁紅     蜜香紅茶

 

〇10分で抽出したところ


   特級テン紅    特級祁紅    蜜香紅茶

 

〇冷たい牛乳30㏄を加えたところ


  特級テン紅     特級祁紅      蜜香紅茶

 

■個人的な観察
〇特級テン紅:紅茶の甘さとミルクの甘さの相性がイイ感じ。
このお茶が持つ本来の大らかな味わいもしっかり残っている。
濃過ぎない茶水に、少なめのミルクが合いそう。

 

〇特級祁紅:ここに祁紅ありとばかりに、紅茶自身の個性は全く揺るがず。
それでいてミルクとのハーモニーもそつなくこなしている。
お茶を薄く出したらミルクも少なく、濃く出したらミルクも多めで。

 

〇蜜香紅茶:このお茶の強過ぎない個性がミルクと合うような。
球形の撚りがきついため、抽出に時間を要し10分でも濃くならない。
サッと煮だして抽出してもいいかも。

 

■個人的な感想
これらの紅茶、ふだんストレートで飲んでいるもので、with milkの風味に
慣れ親しんではいないがゆえの、ちょっとした異次元感といいますか、

オモロイ感もりもりの大きな可能性を感じました。

考えてみれば煎持ち自慢のお茶たちなんですから、1煎目、2煎目は
さっくりストレートでいただいて、3煎目以降のどこかでwith milkしてみる…

なんて楽しみ方できそうです。

 

※各紅茶についての詳しい説明はコチラから

 

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「遊茶ラボ」はお茶にまつわる身近な疑問を、ほんの少しラボチックに
解明して皆さんにお届けするためのコラムです。
不定期更新となりますが、今後の進展を温かく見守っいただければ…


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