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News & Column

2018.03.22Column【24節気な歳時記】 春分

春分 2018年は3月21日 24節気の4節目

 

「立春」から「立夏」まで、春季90日のちょうど真ん中に当たり、
春を分けるという意味で「春分」と呼称されます。

 

ご存じの通り、太陽と地球の位置関係から、昼と夜の時間が同じに
なるので「秋分」と共に「日夜分」とも言われるとのこと。

 

よほど緯度の高い地域を除き、農作物がメキメキと成長するこの時期は
“春分麦起身、一刻値千金”と言われ、水やり、施肥、防虫などの農作業を
怠りなく行って質のいい小麦を育てるための大切な期間とされています。

 

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■中医的お料理
この時期の草木と同様、人も血液やホルモンが盛んに作られ、外に向かって
発散される、「気・血」の巡りが良くなる時期。ですから、逆にその巡りが
悪くなると、イライラしたり、疲れや眠気などに襲われやすく、また高血圧、
月経不順、痔、アレルギー性の病気などにかかりやすくなってしまうとか。
そんな時は睡眠、食事をいつも以上に規則正しく行い、熱すぎる、冷たすぎる、
甘すぎる、スパイシーすぎるなど、偏った性質の食事にならないよう気を
付けることが肝要とのことです。

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□大蒜焼茄子

主材料:ナス、ニンニク、ネギ、生姜、醤油、砂糖、塩、植物油、鳥スープ

 

熱した油に角切りしたナスを入れ、色づいたところでニンニク、ネギ、生姜のみじん切りを加えた後、スープを注いで10分ほど煮込み、醤油、砂糖、塩で味を調えて最後に片栗粉でとろみをつける。

 

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ナスは中医的には寒性の食品ですが、これにニンニク、ネギ、生姜といった
温性の食品を合わせることによって、食事の性質を偏らせないようにするという
例です。また、これまで、ナスにはこれといって多く含有するビタミンや
ミネラル類は見当たらず、栄養的にはあまり評価は高くなかったのですが、
最近は紫紺色の皮に豊富に含まれる、ナスニンというアントシアニン系の
ポリフェノール機能が注目されています。
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■この季節に飲むお茶
「安渓祥華鉄観音」はいかがでしょう?弱すぎず強すぎずの焙煎が実に程よい
「韻香」タイプです。そもそも烏龍茶は温性とされますが、焙煎の浅い
緑色っぽいものは冷性に傾きがち。かといって、深焙煎の濃い色のものは、
今の季節に飲むにはは少し重く感じられるかもしれません。そんなふたつの
性質の丁度真ん中に位置するのがこちらの鉄観音。バランスのいい食事に、
バランスのいいお茶ときたらまさに無敵の組合せです。

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中国では使用する茶葉の品種が鉄観音種に属していて、烏龍茶の製法で作られたお茶であれば、鉄観音の名を冠することができます。結果、様々なタイプの鉄観音が存在し、その典型が先述した浅焙煎の”清香型”と、深焙煎の”濃香型”であり、その中間にあるのが”韻香型”です。同じ鉄観音でも、自分の好みでお選びいただくのはもちろん、飲む季節や体調、食事やスイーツに合わせ、相性のいいタイプをチョイスする楽しみがあります。

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≪「安渓祥華鉄観音」のお求めは≫

●表参道ショップ
●オンラインショップ

 

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24節気とは天球上の太陽の動線を24等分してそれぞれに名前を付けたもので、
同じ季節に同じ節気が廻ってくることになります。
古代中国において、100%お天気頼みだった農耕作業の目安にするべく考案され、
段階的に整備を繰り返しながら今に至っています。
しかしあの広い中国、北と南、東と西では気候が同じはずもなく、
日本とも一緒に語るのは難しいところですが、そこはフレキシブルに解釈して、
その季節感を楽しめればと。

 


2018.03.14News【緊急】遊茶が Chattle Bar で出店します!!

「ガヤガヤした世界から離れ、平穏な文化に立ち戻り、お茶を分かち合って
平和を見つけましょう」こんなコンセプトのもと、初めて開催されるイベント

 

Tea for Peace

 

に遊茶が Chattle Bar で出店します。

 

 

日時:2018年3月17日(土)、18日(日) 11:00-17:00
会場:国連大学中庭(東京都渋谷区神宮前5-53-70)Farmer’s Market @UNUと同時開催
入場:無料
Facebook:https://www.facebook.com/events/1577611748989818/外部リンク

 

普段の遊茶とは異なる顔をお見せする予定です。
是非是非、お立ちよりください!!


2019.02.22News【季節限定】本当に今だけの桜月餅

春間近。表参道のケヤキの芽吹きも桜の開花もまだですが、
一足早く、桜月餅の季節がやってきました。

 

日本で月餅は、1年を通していつでも買えますが、
この桜月餅はこの時期だけの季節限定品です。

 

桜漬葉を程よく混ぜ込まれた餡は、ほんのりピンクで優しい塩味があり、
あっさりした皮とのバランスも良く、いくつでも食べられてしまいそう。

 

 

■桜月餅 378円(税込)/個
■3個入りギフトBOX 1,080円(税込)/箱

 

◎表参道ショップ、オンラインショップで販売中
オンラインショップはコチラから

 

桜月餅とマリアージュするなら、おススメはこんなお茶。

■特級テン紅 1,728円(税込)/50g 
■特級東方美人 1,728円(税込)/25g
■新昌龍井 2,052円(税込)/25g

お茶の個性と桜月餅の風味が素敵なハーモニーを奏でます。

◎2019年2月23日(土)~表参道ショップ&オンラインショップで


2018.03.06Column【24節気な歳時記】 啓蟄

啓蟄 2018年は3月6日 24節気の3節目

 

「啓」は開く「蟄」は潜むとの意で、合わせて、冬の間、
身を潜めていたモノたちが表に出てくることを指します。

 

春雷が鳴り響き、加速度的に気温が上昇、降水量も日を追う毎に
増していくこの頃。南の地方では小麦がグングン成長し、北でも
前年の秋に植えた小麦の芽が萌え始めます。

 

南方の一部地方では雷神に順調な降雨を祈ると同時に、
「祭白虎」といい、舌禍の神とされる虎を紙で作り供物を十分に与え、
今年1年、災いが降りかからないようにと祀る風習があるようです。

 

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■中医的お料理
この季節、中国医学でいうところの「肝の陽気」が亢進し、相対的に
「陰血」が不足するとか。これを正確に解釈するのは難しいのですが、
結果として頭痛や顔面紅潮、目の充血に口や喉の渇きといった症状が
現れ、またイライラしたり怒りっぽくなると言われています。これを
改善し、まだまだ蔓延る風邪やインフルエンザを予防する素材として
旬の山菜やニラなどが良いそうです。

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土豆条炒芹菜

主材料:ジャガイモ、セロリ、ニンニク、植物油、醤油、豆板醤、塩

 

ジャガイモとセロリは短冊切りしておく、熱した油にニンニクを入れ香りが立ったところでャガイモを投入。さっくりと火が入ったタイミングで、調味料類を入れ、最後にセロリを加えて仕上げる。

 

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タイトルにある「芹菜」は、日本で良く使われるセロリより細く、
春の七草のひとつである芹との中間的な外観を持っています。
いずれにせよ、セロリの仲間はカリウムとβカロティンを多く含み、
塩分の代謝調整のほか、粘膜や皮膚の保護、視力維持の機能が
認められていますが、なんといってもあの独特の香りに、精神を
落ち着ける成分が豊富なので、イライラや頭痛を鎮静する効果が
期待できるかもしれません。
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■この季節に飲むお茶
白牡丹はいかがでしょう?6大基本茶類の「白茶」に属し、
製茶工程はほぼ放置のみという、シンプルな作り方をしたお茶で、
基本茶類中、フラボンと呼ばれるポリフェノールの1種を
最も多く含みます。フラボンはイライラや頭痛の鎮静化、免疫力の
正常化維持やアレルギー症状の改善に効果があるとされ、
まさにこの季節にピッタリのお茶といえそうです。

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ここ最近、その健康機能が注目を集め、生産量が年々増加すると共に産地も広がっている「白茶」類ですが、元々の産地は極めて限られており、おおよそ福建省の福鼎市、政和県のふたつくらいでした。遊茶の「特級白牡丹」はそのうちの政和県産。2017年は私たちの要望通りにグリーンな仕上がりとなっていて、ある種のハーブティーのような風味を有しています。ストレートのほか、メイグェイ(ハマナスの蕾)などの花類やドライフルーツとの相性もいい懐深いお茶なので、ご自分好みのマイブレンドを作っていただくのも一興かと。

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≪「特級白牡丹」のお求めは≫

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24節気とは天球上の太陽の動線を24等分してそれぞれに名前を付けたもので、
同じ季節に同じ節気が廻ってくることになります。
古代中国において、100%お天気頼みだった農耕作業の目安にするべく考案され、
段階的に整備を繰り返しながら今に至っています。
しかしあの広い中国、北と南、東と西では気候が同じはずもなく、
日本とも一緒に語るのは難しいところですが、そこはフレキシブルに解釈して、
その季節感を楽しめればと。

 

 

 

 


2018.02.20Column【24節気な歳時記】 雨水

雨水 2018年は2月19日 24節気の2節目

 

「雨水」は雨が多くなる、ということは雪が少なくなる、
との降水面において2つの重なった意味を持ち、「穀雨」、
「小雪」、「大雪」同様、降水現象を反映した節気のひとつです。

 

いよいよ本格的に気温が上昇を始め雪解けが進んで雨が多くなり、
「立春」で蠢いていた春の息吹が一気に加速します。

 

四川省では、嫁に行った娘が土産を持って実家の両親を訪ねる
風習があり、育児中のお母さんは豚肉を縦長の土鍋で煮込んだ
「罐罐肉」や椅子を持参し、自分を育ってくれた恩に感謝の意を
表するそうです。

 

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■中医的お料理
暖かくなってきたとはいえまだまだ気温の低い日もある一方、
湿度が上昇していくこの頃は、「寒湿」によって胃や脾臓の働きが
低下しがち。従ってこれを補う食材を使った料理が好ましく、また
食中毒菌などの繁殖が盛んになっていく時期でもあり、感染に対する
抵抗力を付ける生活を意識することが大切です。

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銀耳粥

主材料:白木耳,米,氷砂糖

水洗いした白木耳、米を鍋に入れて煮たのち、好みに合わせて氷砂糖を加える。紅棗やクコの実を加えてもOK。

 

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酸味は胃や脾臓の働きを低下させるのに対し、適度な甘味はこれらの気を
補ってくれるとか。また、「雨水」の頃は口中が乾燥しやすく、唇が
割れてしまうことも多く、十分な水分補給が必要です。その意味でも
水分たっぷりのお粥に、白木耳の他、造血機能があるとされるクコや
紅棗を加えていただくのは理に適っているといえそうです。

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■この季節に飲むお茶
2017年産の緑茶がおススメ。生産から約1年を経て程よく後熟が進み、
酸味に繋がる収斂味が低減されると同時に旨味と甘味が増して、
まさに「雨水」の頃に飲むお茶に最適です。まだまだ寒いけれど、
コートを脱ぎたくなるような暖かい日も出てきて、乾燥している
空気の奥底に湿気の匂いを感じるようなこの時期。体温の調整が
難しく、多くはないけれど体内に滞留してしまった熱の溜りを、
優しく解消してくれそうです。る解消が厚みのある優しい風味が
口中イッパイに広がり、涼やかな香りが鼻に抜けていきます。

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今、遊茶にある2017年産の緑茶は「都匀炒青」と「膠南緑茶」のふたつ。どちらも日本では馴染みの薄い銘柄ですが、前者は堂々たる歴史的名茶のひとつですし、後者は中国茶葉産地の北限で製茶されている緑茶として知られています。昨年の入荷すぐのフレッシュ感が、約1年を経過してこなれた厚みとなり、涼やかな香りと共に口中イッパイに広がっていく幸せを、是非、ご体感いただければ・・・。

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≪「都匀炒青」と「膠南緑茶」のお求めは≫

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24節気とは天球上の太陽の動線を24等分してそれぞれに名前を付けたもので、
同じ季節に同じ節気が廻ってくることになります。
古代中国において、100%お天気頼みだった農耕作業の目安にするべく考案され、
段階的に整備を繰り返しながら今に至っています。
しかしあの広い中国、北と南、東と西では気候が同じはずもなく、
日本とも一緒に語るのは難しいところですが、そこはフレキシブルに解釈して、
その季節感を楽しめればと。


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